この記事の内容は
理系の得意な子の育て方の読書レビュー
小学生で算数がつまずく理由がわかる
RISU算数の良い点
新年度から小学1年生になる6歳の男の子が3月からRISU算数を始めています。
理系の得意な子の育て方を読んだのがきっかけです。
まだ1年生の算数で始まったばかりなのですが、もう「ひっ算」を勉強したりとおどろく事ばかり。
RISU算数に興味をもってから、色々なサイトの口コミや評判を調べてみました。
中でも一番、興味深かったのが、RISU算数の社長さん今木智隆氏の著書「10億件の学習データが教える 理系が得意な子の育て方」
算数についての「なるほど」の連続です。今日も気になる内容を記事にします。
日本教育新聞にて10億件の学習データが教える理系が得意な子の育て方が紹介されました。
10億件の学習データが教える理系の得意な子の育て方を購入しました。
ずっと気になっていた理系の得意な子のそだてかたを購入!.RISU算数にずっと興味がありました。7
RISU算数は10億件のデータから算数が苦手になるパターンを分析している!
理系の基礎にになる小学校の算数
この10億件の学習データが教える 理系が得意な子の育て方 を読むことで
「算数がわからなくなるポイントはどこか?」
「なぜ算数の苦手な子どもがいるのか」
「その対処方法は?」
という事がわかります。
「あ~私はここでつまづいたんだなぁ」と気がつく内容も納得です。
小学校の子どもを持つ親御さんが算数について、知っておいて損することは無い内容です。
10億件ものデータに基づいた内容ですから、説得力も十分です。
理系が得意な子の育て方その①
理系の算数が苦手になる3つのきっかけとは?
算数が苦手になるきっかけは、RISU算数の膨大のデータを分析すると
「位」「単位」「図形」
この3つが発端になっている事が多いというのです。
逆に言えばこの3つの分類を意識した学習こそが、算数で100点をとるためのカギになります。
この3つの分類に「円と半径・直径」「文章題」の2つをいれるのが算数攻略のポイントです。
- 2~3桁の位の理解(小学1~2年生)
- 図形の組み立て 立体の基礎(小学2年生)
- 目盛りの読み方(小学2年生)
- 円と直径・半径の理解(小学3年生)
本には詳しい問題が載っているので、復習よりも重要な4単元として勉強するのが良いですね。
理系の得意な子の育て方その②
子どもの「算数がわからない」を見過ごしていませんか?
「位?と単位?図形?」
「そんなの時期がくれば自然と理解できるんじゃないか」
当然、私もそのように考えていました。
しかし親や教師も「当たり前」と思っているところに、子どもたちが算数が苦手になっている発端が多いのが現実だそうです。
親や教師は「わかっているもの」だと理解して先に進んでしまうのです。
Aさんの体験談です。
小学生のころ、授業で指名されて、答えがわからずに「わかりません」と答えると先生はひとつひとつ私に理解させようと1から問題を解き始めたのです。
得意そうにひとつひとつ問題を解いていく先生・・。
指されて答えられない事が【はずかしかった私】は、頭の中が真っ白。
なんとなく分かったふりをして先生の説明を流して聞いていました。
この時の授業で心に残ったことは、恥ずかしかった思い出で、授業の内容はさっぱり記憶にありません
このようにして先生は一人よがりに授業をして先に進んでしまうのです。
理系先生のやる気に反して子どもは算数が苦手に育っていく。
10億件の学習データが教える 理系が得意な子の育て方によると多くの先生が「算数を教えるのが得意」と思っているのに対し、多くの子どもが「算数が苦手」と思っている統計があります。
先生の教えるモチベーションの高さに反して「算数がわからない」子どもが増えていく。
「算数を教えるのが得意と思っている」先生は、じつは「算数を教えるのが苦手」ということにもなります。
なぜ理系の基礎算数を教えるのが苦手か?
・得意と思っているからよりわかりやすい授業をしようと努力しない
・教え方の独自性が強く工夫された授業が逆にわかりにくなっている
このような事が考えられるといいます。
マニュアル整備された勉強が成績をあげる
10億件の学習データが教える 理系が得意な子の育て方にはダイレクトインストラクション(DI)による学習成果についても記載されています。
教師が個人的に工夫した授業よりも、DIという優れた教育法のマニュアルに沿った学習方法の方が成績が圧倒的によくなるという調査があります。
DIでは教師がマニュアル通りに基礎を教えます。
セリフなども決まっていて、そこに先生個人のアレンジが入る余地はありません。
それだけでなく、読み書き・計算だけでなく、成績があがることによって自尊心も向上し養われるという結果になったそうです。
Direct instrucation ダイレクトインストラクション
ジークフリード・エンゲルマンによって提唱された学習方法
この教育法の最大の特徴は、授業がすべてマニュアル化されいること。
教師が生徒に投げかける質問すら、ずべて決められています。
授業が脚本のように決められていて、教師はその脚本通り授業をすすめることが求められているのです。
参考:Theory of Instruction: Principles and Applications. 1991. ADI Press. ISBN 1-880183-80-3
基礎をしっかり教えてもらえない子どもは、算数がわからない子どもとして忘れ去られ取り残されてしまうのです。
算数が学校の先生もまかせきりにしないという点もポイントです。
算数の苦手がわかったらどうすれば良いのか?
理系の基礎から学びなおす
「位」「単位」「図形」でつまづいている単元にもどって基礎から学び直していくのが重要ということです。
必要であれば学年を戻って学ぶことも大切です。
算数の基礎をしっかり理解し、算数で100点がとれるようになれば子どものやる気も自尊心も上がっていく。
算数は前の単元を理解して次の単元にすすむ勉強です。
ですから、はじめの基礎「位」「単位」「図形」でつまづいてしまうと
この先の数学や物理・化学まで影響がでてしまうのです。
このことから小学校3年生までの算数の基礎がいかに大切かわかります。
位の単元をRISU算数で勉強しはじめた新小1の場合
つまずきは致命的 「なぜわからないの?」とママが首をひねる5つの問題という項目が10億件の学習データが教える 理系が得意な子の育て方にはあります。
この5つの問題の第1位は、【2~3桁の位】の問題です。
ちょうどRISU算数をはじめているうちの子どもが位の概念に取り組んでいる時期なので、この内容は納得する所がありました。
実際にうちの新1年生が、位の問題が出てきた時に、位(くらい)という言葉の意味もよくわからないので「100の位」「10の位」「1の位」などという説明をみても「よくわからない」と言います。
つぎに100円玉や10円玉、1円玉のイラストで解説があります。
実際のお金をみると、100円と10円と1円の区別はつきますから、なんとなくイメージができてきます。
RISU算数の特徴として基本的な知識を習得しない限り、先にすすめないシステムになっています。
ですから、この位の単元に関係する問題が連続してでてくるのです。学校の教科書のように単元があちこちに飛ばないので、こどもはスムーズに学ぶことができるのです。
うちの子どもは足し算ばかりをやっています。好きなものを好きなようにとやらせるのが目的なのでそれでもOKです。
位を学び、くりあがりの足し算ができるようになったな~と思っていたらいきなりひっ算をやりはじめました(汗)
この位の単元については、10億件の学習データが教える 理系が得意な子の育て方以下の注意点があげられています。
位の理解が甘いままだと算数全体の理解が難しくなる。
低学年だと位がわかっていなくてもパターン暗記で計算が乗り切れてしまうので、わかっていないことに気づけない。
3,4年生で少数が出てきたとき、対処できず手遅れになる事が多い。
このように位は大切な単元なのでゆっくりしっかりと学んでほしいところです。
算数やたしざんが好きな子どもの好きを伸ばせるように始めたRISU算数ですが、小1の終わりに小3くらいまで進んでくれたら面白いことになるな~と思っています。
このようにRISU算数の「本当に効果のある算数の勉強法の真実」を体験するのは大人の私も楽しく学んでいます。
子どもが算数を苦手にならないようにポイントは抑えておきたいですね
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