「テキストを買い与えたのに、袋も開けていない…」「何度注意してもゲームばかりで全く勉強しない…」

フルタイムで働きながら、勉強しない中学生の子どもを持つお母さんの多くが、こんな悩みを抱えています。英検2級は「高校卒業レベル」と言われる難関ですが、正しい仕組みと戦略を整えれば、中学生でも十分に取得できます。

この記事では、忙しいお母さんが今すぐ実践できる具体的な方法を、5つのセクションに分けて解説します。

① 英検2級って中学生に本当に必要?知らないと損する驚きのメリット

「英検2級は高校生が取るもの」と思っていませんか?実は、中学のうちに取得することで、他の子と圧倒的な差をつけられます。

英検2級は「高校卒業程度」の難易度とされており、確かに簡単ではありません。しかし、だからこそ中学で取れれば、その価値は計り知れないのです。

🎓 高校・大学受験への圧倒的なアドバンテージ

現在、英検2級の取得は多くの高校・大学において入試優遇措置の対象となっています。私立高校の中には、英検2級取得者に対して英語の入試を免除したり、内申点を加算したりする学校も増えています。さらに大学入試においても、英検2級以上のスコアを英語外部試験として活用できる大学が国公立・私立含め多数あります。

中学のうちに取得しておけば、高校に入ってから英語以外の受験科目に集中できる時間が生まれ、戦略的に有利な高校生活を送ることができます。

英検2級取得で得られる具体的なメリット・多くの私立高校・一部公立高校で英語試験免除または加点が受けられる・大学受験の英語外部検定利用入試に活用でき、他科目に時間を充てられる

・海外留学・交換留学の選考で語学力の証明として高く評価される

・就職活動や将来のキャリアにも活き続ける一生ものの資格

📊 英検2級の試験内容と合格ライン

英検2級は一次試験(筆記・リスニング)と二次試験(スピーキング面接)の2段階です。一次試験の筆記では語彙・文法・長文読解・英作文(ライティング)が出題されます。合格基準スコアは毎回多少変動しますが、概ね正答率60〜65%前後が目安です。

中学生が特に苦手とするのは「語彙」と「ライティング」の2分野です。この2つを重点的に鍛えることが、最短合格への近道になります。

【英検2級 一次試験の配点割合(目安)】

語彙・文法
35%
長文読解
40%
英作文
25%

② 「うちの子は勉強しない」が合格を阻む本当の理由

「なんで勉強しないの!」と怒っても何も変わらない。それは子どもの意志の問題ではなく、「仕組み」の問題だからです。

フルタイムで働くお母さんの最大の悩みのひとつが、「帰宅しても子どもがゲームやスマホをしていて全く勉強していない」という状況です。怒鳴っても、説得しても、翌日また同じことが繰り返される。この悪循環はなぜ起きるのでしょうか。

「英検のテキストを買い与えたのに、袋も開けていなくて…。もう何度注意したかわかりません。私が仕事から帰るのは夜9時。その間ずっとYouTubeを見ていたみたいです」

— 中学2年生のお子さんをお持ちの40代・会社員のお母さんより

この状況には、実は明確な原因があります。子どもが勉強しない理由は主に3つです。

1

「何をすればいいかわからない」状態にある

英検2級に向けてどの教材を使い、どの順番で何をすればよいかが具体的にわかっていない。目標は大きいのに、今日のタスクが明確でないため着手できない状態です。

2

「やってもムダ」という無力感を持っている

過去に勉強しても成果が出なかった経験、または英語が苦手という思い込みから、「どうせ受かるわけない」と内心諦めているケースが多くあります。

3

「誰かに管理してもらう」環境がない

自律的な学習習慣はほとんどの中学生には備わっていません。親が不在の時間帯に自分を律して勉強するのは、大人でも難しいことです。適切な「外部からの管理」が必要です。

⚠️ よくある失敗パターン「テキストだけ買い与えて放置」「口でただ叱るだけ」「子どもの自主性に任せる」──これらはどれも効果がないどころか、親子関係を悪化させるリスクがあります。お母さんが仕組みを整えることが、最初の一手です。

大切なのは子どもを責めるのではなく、勉強せざるを得ない「環境と仕組み」を外から整えてあげることです。そのために何をすべきか、次のセクションで具体的に解説します。

③ 合格する子が実践している、英検2級の効率的勉強法

やみくもに問題集を解いても合格はできません。英検2級の構造を知り、「優先順位の高い分野から攻める」戦略が勝負を決めます。

📅 逆算スケジュールで学習計画を立てる

英検は年3回(6月・10月・1月)実施されます。受験日を決めたら、そこから逆算して学習計画を立てましょう。初心者〜中学英語程度の実力であれば、6か月前から始めるのが安全圏です。英語が得意な子でも3か月は確保してください。

【前半3か月】基礎固め
語彙毎日10語
文法教材1周
リスニング週3回
目標基礎単語定着
【後半3か月】実戦練習
過去問週1回分
ライティング週2回添削
面接対策最終1か月
目標合格点突破

📖 教材の選び方──迷ったらこの3冊

英検対策教材は数多くありますが、中学生に最もおすすめできるのは以下の組み合わせです。

まず語彙は「でる順パス単 英検2級」(旺文社)一択と言っても過言ではありません。英検公式データをもとに出題頻度順に単語が並んでおり、得点に直結する単語を効率よく習得できます。長文と文法は「英検2級 総合対策教本」(旺文社)で全体像を把握し、仕上げに「英検2級 過去6回全問題集」で本番形式に慣れるという流れが王道です。

💡 中学生が特に力を入れるべき2分野① 語彙(単語):英検2級の語彙問題は約5,100語の知識が必要とされます。毎日10語ずつコツコツ積み上げることが最重要。朝食前の5分間など「ルーティン化」が鍵です。② ライティング(英作文):近年配点が大きく増加した分野。型(Introduction → Point1 → Point2 → Conclusion)を覚え、テンプレートで書けるようにしておけば内容の薄さをカバーできます。添削を受けることが上達の近道です。

⏱️ 平日の学習は「30分×2セット」で十分

中学生に毎日3時間の勉強を求めるのは非現実的です。部活や学校の課題もある中で続けられる量こそが正義。平日は30分を2回(朝1回・夜1回)、週末は90分を1回という設計が、継続しやすく成果も出やすいゴールデンパターンです。

  • 朝15〜30分:前日の単語を復習 → 新しい単語10語をインプット
  • 帰宅後30分:リスニング10分 + 読解か文法の問題を1〜2題解く
  • 週末90分:過去問1セット(時間を計って本番形式で解く)
  • 週1回:ライティングを1本書いて先生か保護者に見せる

④ 塾 vs 独学 vs 通信教育──働くお母さんに最適な選択とは

「どこかに通わせれば大丈夫」は思い込みかもしれません。子どものタイプ・関われる時間・予算によって、最適な選択肢は異なります。

フルタイムで働くお母さんにとって、子どもの勉強を毎日サポートするのは現実的に難しい。だからこそ「誰かに任せたい」という気持ちは自然なことです。しかし塾に通わせれば自動的に合格する、という保証はどこにもありません。大切なのは子どものタイプと家庭の状況に合った選択をすることです。

学習スタイル 向いている子 月額費用目安 管理力
英検専門塾・英語塾 管理してもらわないと動けない子 15,000〜40,000円 高い
オンライン英語塾 送迎が難しい/地方在住の子 8,000〜25,000円 中〜高
通信教育(デジタル) ゲーム感覚で学べる子 3,000〜10,000円 低〜中
完全独学(市販教材) 自律性があり英語が好きな子 3,000〜5,000円(初期) 低い

🏫 英語塾を選ぶなら「英検特化型」を選ぶべき理由

一般的な英語塾は学校の授業補完や英会話中心の場合が多く、英検対策として最適ではないことがあります。英検2級合格を明確な目標とするなら、英検対策に特化したカリキュラムを持つ塾を選ぶことが重要です。体験授業の際には「英検2級の合格実績」「使用教材と進め方」「ライティングの添削頻度」を必ず確認しましょう。

🔍 塾選びで確認すべき5つのポイント① 英検2級の合格実績(中学生限定で聞くとより精度が高い)
② 授業外での課題・フォローアップ体制
③ ライティング添削の頻度と質
④ 面接(二次試験)対策の有無
⑤ 保護者への定期的な進捗共有があるか

💻 オンライン塾は「送迎ゼロ」の強い味方

フルタイム勤務のお母さんに特におすすめしたいのが、オンライン英語塾という選択肢です。送迎が不要で、子どもは自宅のPCやタブレットで授業を受けられます。費用も通学型の半額〜6割程度であることが多く、地方にお住まいでも都市部の質の高い指導を受けられます。ただし「家だとついサボってしまう」タイプの子には、カメラオンを義務付けているなど管理が厳しめの塾を選ぶことをおすすめします。

⑤ 子どもを動かす!モチベーション維持の実践テクニック

「やる気がない」のではなく、「やる気が出る理由」がまだ見つかっていないだけ。お母さんが少し工夫するだけで、子どもは自分から動き始めます。

勉強しない中学生に「やりなさい」と言い続けても、長期的には逆効果です。人間のモチベーションには「内発的動機(自分がやりたい)」と「外発的動機(ご褒美や評価)」の2種類があります。最初は外発的動機からスタートして、徐々に内発的動機に移行させるのが、中学生に最も効果的なアプローチです。

🎯 「合格したらどうなるか」を具体的にイメージさせる

英検2級を取得することが、自分のどんな未来につながるかを、子ども自身がリアルにイメージできているかが継続できるかどうかの分岐点です。「英検2級があると○○高校の入試が有利になる」「留学したいなら今取っておくと絶対トクだよ」など、子どもが「自分ごと」として捉えられる文脈で伝えましょう。将来の夢が旅行・ゲーム・音楽・スポーツ何であれ、英語との接点を見つけてあげることが大切です。

📲 スマホを敵にしない「賢い使い方」

多くのお母さんがスマホを「勉強の敵」として取り上げようとしますが、これは現代の中学生には逆効果なことが多いです。むしろスマホを学習ツールとして活用する方が賢い戦略です。「英語のYouTubeを1日20分見てOK」「英単語アプリを1日のノルマにする」など、スマホと学習を結び付けることで子どもの抵抗感が大幅に下がります。

📱 スタディサプリ英語
📱 英検スマート対策
📱 Anki(単語管理)
📱 スタディプラス(記録)
📱 英語YouTube視聴

🤝 お母さんの「5分の関わり方」が合否を決める

フルタイム勤務のお母さんが子どもの勉強に毎日付き添うことは現実的ではありません。しかし完全放置も禁物です。大切なのは「短時間でも毎日接触すること」。夜帰宅後5分でも「今日は何を勉強したの?」と聞く習慣を持つだけで、子どもは「見られている」という意識を持ちます。

働くお母さんの「5分でできる関わり方」・帰宅後に「今日の単語テストを10秒見せて」とスマホや単語カードを確認する・週末の夜に「来週の勉強スケジュールを一緒に手帳に書く」

・合格したら家族で外食など、小さなご褒美の約束をあらかじめ決めておく

「英検の試験日を家族のカレンダーに書き込んで、娘が受験する日を"家族の行事"にしたんです。当日は夫も私も応援のLINEを送って。結果、娘は一次試験を一発合格しました。こういう小さな演出が大事なんだって学びました」

— 中学3年で英検2級に合格したお子さんのお母さんより

🔄 不合格でも折れない「失敗の活かし方」

英検2級は一度で合格しなくても大丈夫です。年3回受験できるため、1回目で実力を知り、2回目で本番慣れし、3回目で合格という子も珍しくありません。不合格になったとき、怒ったり責めたりするのはNGです。英検の結果通知には各技能のスコアが出るため、「どこが足りなかったかデータが取れたね」と前向きに捉えさせることが次の合格につながります。

📌 この記事のまとめ

・英検2級を中学で取得すると、高校・大学受験で大きなアドバンテージになる

・勉強しない中学生の問題は意志ではなく「仕組み」の欠如

・逆算スケジュール・優先分野の特定・塾または通信教育との組み合わせで環境を整える

・お母さんの毎日5分の関わりと「自分ごと」化が合格への最短ルート

・不合格でも年3回チャンスあり。データを活かして次に備えよう