
「さくらんぼ計算って何?うちの子、全然わかってない…」
小学1年生の算数が始まった頃、こんな声をよく耳にします。夏休みを過ぎた2学期。子どもが宿題プリントを前にして、鉛筆を持ったまま固まっていた——そんな経験はありませんか?

実は、今の保護者世代の多くがさくらんぼ計算を習っていないか、名前すら知らないままです。教え方がわからないまま、つい「普通に計算すれば?」と言ってしまい、子どもをさらに混乱させてしまうことも。
この記事では、さくらんぼ計算の仕組みから、家庭での正しい教え方・つまずいたときの対処法まで、わかりやすく解説します。読み終えたあとは、自信を持って子どもに教えられるようになりますよ。
さくらんぼ計算とは?小1算数で習う理由をわかりやすく解説

さくらんぼ計算とは、1つの数字を2つに分解して「10のまとまり」を作り、繰り上がり・繰り下がりの計算をスムーズに行うための方法です。計算ノートに書くときの図形がさくらんぼに似ていることから、この名前がつきました。
小学1年生の1学期では一桁の足し算・引き算を習いますが、2学期になると「繰り上がりのある足し算」「繰り下がりのある引き算」が登場します。ここで初めてつまずく子が急増します。
さくらんぼ計算のイメージ(8+5 の場合)
8 + 5→8 +2+3→10+ 3 = 13
「5」を「2と3」に分けて、まず8と2で10を作る。残りの3を足して13。
なぜこの計算法が取り入れられているのか。それは日本(そして世界)が「10進法」を使っているからです。10を一つのかたまりとして考えることで、繰り上がりの感覚が体に染み込みやすくなります。さくらんぼ計算は、2年生以降の筆算・掛け算・割り算の土台にもなる非常に重要なステップです。
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足し算のさくらんぼ計算の教え方【STEP別で解説】
まずは「繰り上がりのある足し算」の教え方から。ポイントは、いきなりノートに書かせるのではなく、おはじきや指を使って視覚的に理解させることです。
- 「10になる組み合わせ」を先に覚える1と9、2と8、3と7、4と6、5と5——この5パターンを先に体で覚えさせましょう。カードゲームやおはじきを使うと楽しく身につきます。ここを飛ばして計算練習に進むと、後々ずっと詰まります。
- 「あといくつで10になる?」と声をかける「8はあといくつで10になるかな?」と問いかけるのが鉄則です。答え(2)が出たら、「じゃあ7から2を取るといくつ残る?」と続けます。答えが出たら「10と5で…?」と最後の足し算へ。
- 図(さくらんぼの形)を一緒にノートに書く声かけが理解できたら、実際にノートにさくらんぼの図を書いてみます。最初は親が書いて見せ、子どもにまねさせるのが効果的。「丸2つ=さくらんぼ」という形に親しませましょう。
- くり返しの練習で「頭の中でできる」ようになる慣れてきたら「さくらんぼを書かないで、頭の中でやってみよう」と促します。この段階に来ると、計算スピードが一気に上がります。毎日5問ずつが無理なく続けられる目安です。

引き算のさくらんぼ計算の教え方【2つのやり方と混乱を防ぐコツ】
引き算のさくらんぼ計算は、足し算より一段階難しく感じられます。理由は「引き算をするために足し算をする」という逆転した手順が必要になるからです。お子さんが混乱するのは当然のことです。

引き算には解き方が2パターンあります。学校によって教えるパターンが違うことがあるので、まずは担任の先生に確認するか、教科書を確認しましょう。
引き算の例(13-8)パターンA:大きい数を分解
13 → 10 と 3 に分解→10 − 8 = 2→2 + 3 = 5
パターンB:引く数(8)を「3と5」に分けて、13から3を引いて10→10から5を引いて5、という方法もあります。
混乱を防ぐポイント
まずはパターンAだけに絞って練習させましょう。学校では基本的に1つの方法で教えます。両方を同時に教えると余計に混乱するので注意が必要です。
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さくらんぼ計算でつまずいた子への具体的な対処法
「教え方の通りにやっているのに、なかなか理解してくれない」という声も多くあります。実は、つまずきには原因のパターンがあります。
- そもそも「10の組み合わせ」が定着していない:焦って計算問題を解かせる前に、組み合わせカードで遊ぶ段階に戻りましょう。
- 数の感覚が「見た目」頼りになっている:おはじきやブロックなど具体物を使って、10のまとまりを手で作る体験が有効です。
- 手順が多くてワーキングメモリに負担がかかっている:一度に全ての手順を求めず、さくらんぼの片方だけ書かせるなど、段階を細かく分けましょう。
- 「間違い」と言われることへのストレスで拒否感が出ている:「惜しい!考え方はあってる」など肯定から入る声かけを意識してください。


また、発達特性を持つお子さんの場合、さくらんぼ計算の「答えが必ず一つ」という構造が強いストレスになることもあります。そういったケースでは、担任の先生に相談しながら、お子さんに合ったアプローチを探すことが重要です。
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繰り上がりのつまずきを解消するには、正しい手順での反復練習が一番の近道。RISU算数は小学校の算数に特化したタブレット教材で、お子さんの理解度に合わせてステップアップ式で問題が進みます。
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家庭でできる!さくらんぼ計算の練習法5つ
学校だけでの学習では反復回数が足りないのが現状です。家庭で楽しく続けられる練習法をご紹介します。
- 「10になる神経衰弱」で遊ぶ1〜9の数字カードを2セット用意して、合わせて10になるペアを探す神経衰弱。ゲーム感覚で10の組み合わせが自然と頭に入ります。
- おはじき・ビー玉を使って「手で10を作る」「8個おはじきがある。10個にするにはあと何個いる?」と聞きながら一緒に数えます。目と手で覚えることで定着率が上がります。
- 毎日5問のミニテスト習慣をつける長時間より、毎日少量の方が記憶定着に効果的。プリントは無料配布サイトも多くあります。「今日も5問やったね!すごい!」と毎日ほめることが継続のカギ。
- 風呂・食事中に口頭で問題を出す「7はあといくつで10になる?」をお風呂の中で出題。ノートがなくてもできる手軽な練習です。正解したらハイタッチで盛り上げましょう。
- タブレット教材でゲーム感覚の反復練習繰り返し問題を解くのが苦手な子には、デジタル教材が効果的です。アニメーションや効果音で楽しみながら自然と反復できます。
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さくらんぼ計算をマスターすると算数のどこが伸びる?
さくらんぼ計算は「単なる計算テクニック」ではありません。この計算法をしっかり理解することで、子どもの算数力は広い範囲で底上げされます。
- 2年生の筆算:繰り上がりの感覚がついているので、位の考え方が理解しやすくなる
- かけ算・割り算:10のまとまりの概念が計算の基礎になる
- 暗算力:頭の中でさくらんぼ計算ができるようになると暗算が速くなる
- 算数全般への自信:「わかった!できた!」という体験の積み重ねが算数好きを育てる
保護者の方へ
さくらんぼ計算で少し手間取っても、焦る必要はありません。この時期にじっくり理解を深めたお子さんほど、3年生・4年生の算数でぐんと伸びることが多いです。今の積み重ねが大きな財産になります。
まとめ:小1のさくらんぼ計算、親が焦らず一緒に進めることが大切
この記事では、さくらんぼ計算の教え方について解説しました。おさらいするとポイントは次の通りです。
- さくらんぼ計算は「10のまとまり」を作ることで繰り上がりをスムーズに解く方法
- まず「10になる組み合わせの暗記」を先行させることが最重要
- おはじきやカードゲームを使った視覚・体感的な理解が定着に効く
- 足し算→引き算の順で、一度に1つの方法だけ教えること
- 毎日5問の積み重ねと、プロセスをほめる声かけで自信をつける
- つまずきが深い場合はタブレット学習との組み合わせも有効
家庭での関わりだけで難しいと感じたとき、頼りになるのが算数専門のタブレット教材です。特にRISU算数は小学生の算数に特化しており、さくらんぼ計算のような基礎から応用まで、お子さんのペースで学べる設計になっています。
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“この記事の内容について”
本記事は2025年時点の情報をもとに作成しています。各サービスの料金・内容は変更される場合があります。最新情報はRISU算数公式サイトをご確認ください。